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主張 大阪と沖縄の補選 おごりと強権の政治に審判を

主張

大阪と沖縄の補選

おごりと強権の政治に審判を

 衆院の大阪12区と沖縄3区の補欠選挙(21日投開票)は文字通りの大激戦です。暮らしを壊す消費税増税、9条改憲、暴言閣僚らの相次ぐ辞任、沖縄県民無視の米軍新基地推進など、おごりと強権を際立たせる安倍晋三政権を許すかどうか。対決構図は鮮明です。大阪12区では、市民と野党の統一候補の前衆院議員・宮本たけし氏、沖縄3区では、「オール沖縄」のジャーナリスト・ヤラともひろ氏の勝利を必ずかちとり、安倍政治に「サヨナラ」の審判を下すとともに、新しい希望の政治を開く選挙にしようではありませんか。

「本気の共闘」の成功で

 「この経済情勢で増税を強行するのか」の声が消費税賛成の人も含め広がっているのに、あくまで消費税増税に固執する。安倍政権による改憲反対が世論調査で多数なのに、あきらめようとしない―。首相の暴走が極まっています。

 深刻なのは、ウソとおごり、忖度(そんたく)の政治が一層あらわなことです。「下関北九州道路」計画で首相と麻生太郎副総理を「忖度」したと述べた塚田一郎国土交通副大臣に続き、災害復興以上に自民党議員が「大事」などの暴言を繰り返した桜田義孝五輪担当相が辞任に追い込まれました。しかし、かばい続けた首相は責任をとろうとしません。だいたい首相自身が「森友」「加計」疑惑で居座り、その首相を守るために公文書の改ざんなどが行われる異常事態が横行・まん延しているのです。こんな政治は終わらせなければなりません。

 大阪12区の市民と野党の統一候補・宮本氏は、日本共産党衆院議員の時、「森友」疑惑を最初に国会で取り上げ、首相らを厳しく追及してきました。調査力と論戦力は試されずみです。宮本氏の勝利こそが「ウソと忖度」の政治に無反省の安倍政権にとって最大の痛打です。自民・公明が推す候補はもちろん、日本維新の会など安倍政権の補完勢力に、「政治を変えたい」という思いは託せません。

 宮本氏は、自由党、社民党府連の推薦を受け、立憲民主党や国民民主党の議員による応援の輪も広がっています。「市民連合」が支援し、市民ボランティアも積極的に活動しています。市民と野党の「本気の共闘」を成功させ、安倍政権打倒へのろしを上げる時です。

 沖縄3区は、「オール沖縄」の候補・ヤラ氏と、“安倍官邸”丸抱えで辺野古新基地推進の自民公認候補との一騎打ちです。昨年、玉城デニー氏が圧勝した県知事選、今年2月の県民投票の結果で明らかなように、辺野古新基地建設に反対する県民の揺るがぬ意思は明確です。「新基地建設ノー」の思いを踏みにじり、建設をごり押しするのは、無法という他ありません。

 新基地建設に執念を燃やす官邸と与党は、自民候補の宣伝・組織活動に総力を挙げています。自公幹部が猛烈なテコ入れに入っています。絶対に負けられません。新基地建設阻止・普天間基地即時撤去へ向け、なんとしてもヤラ氏勝利を実現することが必要です。

共闘加速させる大きな力

 大阪12区で宮本氏、沖縄3区でヤラ氏の勝利をかちとれば、夏の参院選に向けた市民と野党の共闘を一気に加速させ、安倍政治を終わらせる巨大な流れをつくりだすことは間違いありません。

 日本の前途をともに切り開きましょう。




by daisukepro | 2019-04-16 11:13 | 選挙


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