【香港共同】
香港各地で31日、「逃亡犯条例」改正案に抗議する市民らが警察に認められなかったデモを強行した。参加者は数万人に上るとみられる。一部若者が政府本部庁舎に向け火炎瓶を投げるなど過激化。警察は催涙弾やデモ鎮圧用の放水車を用いて強制排除した。拘束者や負傷者も複数出た。
市民らは「香港を取り戻せ」などと叫んで行進。今回のデモ強行により、31日予定の民主派団体主催の大規模デモを許可しなかった警察への不満や、民主活動家らの一斉摘発に対する強い反発を示した。
香港メディアは、デモ隊に包囲された警官が、空に向けて拳銃を2発威嚇発砲したと伝えた。