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台風 35人死亡、17人不明 21河川決壊 広域浸水

 東日本を縦断し、十三日に温帯低気圧に変わった台風19号による猛烈な雨の影響で、長野県の千曲川など二十一河川の二十四カ所で堤防が決壊、住宅地などをのみ込む大規模な洪水被害が各地で発生した。土砂災害も相次ぎ、共同通信の集計によると十一県で三十五人が死亡、十七人が行方不明となった。負傷者も多数に上った。孤立状態になった地域も多く、警察や消防のほか、災害派遣要請を受けた自衛隊が捜索や救助を行った。

 国土交通省によると、長野市穂保(ほやす)では十三日午前三時ごろ、千曲川の堤防が欠損しているのを監視カメラで確認。その後、約七十メートルにわたり決壊し、大量の濁流が流れ出したとみられる。福祉施設など五カ所で高齢者ら計約三百六十人が孤立し、JR東日本の車両センターでは北陸新幹線車両十編成が水に漬かった。一階部分が水没した住宅もあったが、就寝時間帯だったことから、被害が拡大する可能性もある。

 堤防決壊は栃木県佐野市の秋山川や茨城県常陸大宮市の那珂川などでも発生。宮城県丸森町や埼玉県川越市でも広範囲で浸水が起きた。

 堤防が決壊しなかった川でも氾濫などが相次ぎ、川崎市高津区ではマンション一階が浸水し、室内で見つかった男性が死亡した。相模原市緑区では十三日午前八時すぎ、川の下流で三十代の母親と小学生の娘が見つかり、ともに死亡。周辺で前日夜、家族とみられる四人の車が川に落ちたとの通報があった。長野県東御市では橋の近くの道路が陥没し、三人が乗った車一台が流され、行方が分からなくなった。

 国交省によると、土石流や崖崩れなどの土砂災害は東北から北陸や東海の十五都県で五十六件発生し、群馬県富岡市で倒壊した住宅から三人が救助されたが死亡し、同県藤岡市でも男性が死亡。福島県二本松市では住宅に土砂が流れ込み、男女二人が死亡した。

 東京湾では、停泊中だったパナマ船籍貨物船の船舶自動識別装置(AIS)の信号が消え、沈没を確認。外国籍の乗組員十二人のうち九人が発見されたが、五人は死亡した。

(東京新聞)

台風19号の影響で浸水した埼玉県川越市(手前)と坂戸市(左奥)。中央の赤い屋根の建物は孤立した特別養護老人ホーム「川越キングス・ガーデン」=13日午後0時4分、本社ヘリ「あさづる」から(沢田将人撮影)

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by daisukepro | 2019-10-14 08:29 | 地球温暖化


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