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カテゴリ:裁判( 23 )

大崎事件、最高裁が再審認めず 40年前の殺人

大崎事件、最高裁が再審認めず 40年前の殺人 2019年6月26日 15時30分  鹿児島県大崎町で1979年、農業中村邦夫さん=当時(42)=の遺体が見つかった大崎事件の第3次再審請求審で最高裁第1小法廷(小池裕裁判長)は、殺人と死体遺棄の罪で懲役10年が確定し服役した元義姉原口アヤ子さん(92)の請求を認めない決定をした。25日付。再審を認めた鹿児島地裁、福岡高裁宮崎支部の決定を取り消した。再審を認めない判断が確定した。5人の裁判官全員一致の意見。 第1次再審請求でも、地裁が認めたものの、高裁支部が取り消していた。最高裁が再審開始決定を取り消すのは極めて異例。(共同) 原口アヤ子さん
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by daisukepro | 2019-06-26 16:26 | 裁判

100%裁判に勝つ方法は、勝つまでたたかうことです(きょうの潮流

きょうの潮流 「勝つ方法はあきらめないこと」。沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設に反対し、座り込みを続ける人々のスローガンです。筆者は辺野古を訪れるたび、こうした思いでたたかい続ける人々に励まされています▼早朝から工事用車両が出入りするゲート前で座り込み、警察に排除される。それでも、また座り込みを開始する…その繰り返しです。そうした粘り強い運動を続ける人たちの心情を体現した言葉です▼辺野古に先駆けて、半世紀にわたり、水俣病訴訟など数々の公害訴訟を手がけてきた馬奈木昭雄弁護士も、強大な国家権力や巨大企業を前に「勝つまでたたかう」と訴え続けてきたことで知られています▼「100%裁判に勝つ方法は、勝つまでたたかうことです」「たたかいをやめれば、その時点で負けです。絶対に負けない。それはやめないこと。勝つまでやり続けることです」(合同出版『弁護士 馬奈木昭雄』)。こうした姿勢は間違いなく、辺野古のたたかいに通じています▼「勝つ方法はあきらめないこと」。安倍政権が続く今こそ、この思いが重要だと感じます。安保法制をはじめ、圧倒的な民意を無視し、数の力で悪政を推し進めてきた彼らの最大の狙いは、人々をあきらめさせることだからです▼安保法制反対のたたかいの中、市民からわきおこった「野党は共闘」のコール。この共闘を発展させることが、安倍政権に「勝つまでたたかう」ための最も有効な手段です。最初の試金石となる参院選は、すぐ目の前です。
by daisukepro | 2019-06-08 08:01 | 裁判

布川事件”勝訴”の桜井昌司さん独白「自分としては当たり前じゃん!」

布川事件”勝訴”の桜井昌司さん独白「自分としては当たり前じゃん!」 亀井洋志2019.6.2 17:06週刊朝日 判決を受け、会見する桜井昌司さん判決を受け、会見する桜井昌司さん  「弁護士さんたちも画期的な判決だと言ってびっくりしていましたが、自分としては『当たり前じゃん!』と思っていますよ」 52年前に茨城県で起きた強盗殺人事件「布川事件」で、再審無罪が確定した桜井昌司さん(72)。今度は国家賠償請求訴訟で勝訴した。 国と県に約1億9000万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁(市原義孝裁判長)は5月27日、約7600万円の支払いを命じたのだ。 警察の捜査と、証拠開示を拒んだ検察官の対応を違法と認めた判決だ。原告の桜井さんは喜びを隠さないが、なお闘う姿勢を崩していない。 改めて、桜井さんに話を聞いた。「裁判官が大変勇気のある判決を下してくれたことには感謝しています。ただ、警察がウソを言ったり、検察官が証拠を隠したりすることが許されていいわけがありません」 桜井さんと杉山卓男さん(2015年死去)は、茨城県警によって、一人暮らしの男性(当時62)を殺害し、現金を奪った犯人に仕立て上げられた。別件で逮捕されたうえで、身に覚えのない強殺事件で自白を強要された。 今回の判決では、取り調べの警察官が、被害者宅付近で桜井さんらを見たと供述している者はいないのに「目撃証言がある」と言い、桜井さんの母が「早く自白するように」と言っているなどとウソをついたと認定している。 桜井さんは当初、否認し続けたが、取り合ってもらえなかったという。「無実の罪で留置場に入れられ、狭い取り調べ室で延々と『お前が犯人だ』と責められることすべてがつらかった。否認することは強大な力を持った相手とケンカをし続けることなんです。当時は知識がないから、いつまでその状態が続くかもわからない。人間って弱いから、目の前から逃げたくなる。それがウソの自白なんです」 裁判では一貫して無実を訴えた。しかし、78年に最高裁で無期懲役が確定する。桜井さんと杉山さんの再審開始が確定したのは、2009年12月になってから。11年、ようやく無罪判決を勝ち取った。 そもそも布川事件は被害者宅に残された指紋や毛髪、足跡など桜井さんらと一致する物的証拠はなかった。
by daisukepro | 2019-06-05 07:29 | 裁判

社説:布川事件 捜査の違法が明らかに(京都新聞)

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社説:布川事件 捜査の違法が明らかに2019/5/30 11:00 (JST)©株式会社京都新聞社 1967年の「布川(ふかわ)事件」(茨城県)で再審無罪が確定した桜井昌司さん(72)が国と県を相手に起こした国家賠償請求訴訟で、東京地裁は、警察の違法捜査や、公判での警察官による偽証、検察の証拠隠しなどの違法行為があったと認めた。 裁判長は国と県の責任を認め、違法行為がなければ「遅くとも控訴審で無罪判決が言い渡され、すぐに釈放された可能性が高い」と指摘した。 捜査機関の違法行為のために、桜井さんは30年近くも自由を奪われたということだ。 無罪となった元被告の国賠訴訟で国の責任を認めるのは異例で、検察の証拠開示のあり方を違法とする判決は初めてという。 検察と警察は判決を重く受けとめる必要がある。同時に、証拠の積極的な開示など、具体的な改革を進めるべきだ。 桜井さんは公判で「自白を強要された」などとして無罪を訴え最高裁まで争ったが、78年に無期懲役が確定し、服役した。 96年の仮釈放後に再審を請求し、2005年に水戸地裁で認められ、11年に無罪が確定した。 国賠訴訟を提起したのは、検察が再審決定に対し控訴しなかったのに、過ちを認めず、謝罪もしなかったからだ。 裁判では、元の裁判で検察が捜査側に必ずしも有利にならない捜査資料などの証拠提出を拒んだことや、警察の捜査手法の適法性が争点となった。 東京地裁は「証拠は有利不利を問わずに出す責務がある」と指摘し、証拠開示をしなかった検察の姿勢を違法と断じた。 冤罪(えんざい)が認められた過去の裁判でも、検察が捜査証拠を独占したり、都合良く選んで法廷に提出することが度々問題となってきた。 刑事訴訟法の改正などで公判前整理手続きが導入され、証拠開示が行われるようになっているが、再審請求審では全体として証拠開示は進んでいない。 判決は「検察官は公益の代表者として事案の真相を明らかにする職責を負う」とした。証拠開示の重要性を強調したといえる。 警察の捜査についても、警察官が取り調べで桜井さんにうそを言って自白を迫ったと断じた。公判で警察官3人が行った証言も、再審請求審の新証拠により虚偽だったと認定した。 裁判所が、捜査機関による組織的な偽証があったと認めた。県警や検察は説明責任を果たす必要がある。 (京都新聞 2019年05月30日掲載)
by daisukepro | 2019-05-31 07:43 | 裁判

違法捜査と証拠隠し断罪 布川国賠訴訟 「開示は義務」 東京地裁判決

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違法捜査と証拠隠し断罪布川国賠訴訟 「開示は義務」東京地裁判決 茨城県利根町布川で1967年に起きた強盗殺人の「布川事件」の犯人とされ再審無罪判決が確定した桜井昌司さん(72)が、国と茨城県に損害賠償を求めた裁判で27日、東京地裁(市原義孝裁判長)は警察・検察による違法な取り調べと証拠隠しを断罪し約7600万円の賠償を命じました。判決は検察・警察に証拠開示を義務づける踏み込んだ判断をしました。写真(写真)勝利判決の喜びを支援者らに語る谷萩弁護団長(マイクを持つ人)と桜井さん(その右)=27日、東京地裁前 判決は、事件当日に兄のアパートに泊まったというアリバイについて、茨城県警の捜査官が取り調べで、兄がアリバイを否定していると桜井さんにウソを告げたことや、現場付近で「(桜井さんを)みた」とウソの目撃証言で虚偽自白を迫ったことなどを「偽計を用いたもので違法」と断罪しました。 布川事件の裁判で、警察・検察は桜井さんの取り調べを録音したテープは1本しかないと繰り返し説明していました。しかし、後の第2次再審請求審で、検察から他のテープが提出されます。このテープは、取り調べ初期を記録。テープには桜井さんの“自白”と多くの矛盾する内容や編集した跡があるなど、“自白”の信用性を疑わせるものでした。 これについて、市原裁判長は「記憶違いとは到底考えられないから、警察官は故意に虚偽の証言をしたと認められて、違法」と指摘。その上で「この違法行為が存在しなければ、遅くとも第2審判決で強盗殺人事件について無罪の判決が出て、ただちに釈放された蓋然性(がいぜんせい)が高い」とのべました。 また市原裁判長は「開示しない合理的理由がない場合には、検察官は、その証拠開示義務を負うというべき」と言及しました。 裁判長が判決理由を述べる間、桜井さんは傍聴席の支援者に向け笑顔をみせ、閉廷後は傍聴席から拍手があがりました。 桜井さんは29年間の獄中生活の後に仮釈放され、11年に再審無罪が確定していました。記者会見で桜井さんは「ここに杉山がいて『昌司よかったな』といってほしかった」と、事件の共犯とされ、ともに冤罪で服役した故杉山卓男さん(2015年に死去)に思いをめぐらせました。 さらに「まじめな思いで検察官、警察官になった人がまじめな思いでいられる組織になってほしい。そうするために、『冤罪犠牲者の会』の仲間ともっと声をあげていくつもり。仲間の力になれたことも『ああ、俺の人生良かったな』と思いながら判決を聞いた」と語りました。 弁護団の谷萩陽一団長は「画期的な判決。捜査の違法性と証拠隠しの違法性を認めた。正面から証拠開示の義務があると認めた。証拠開示の前進にとって非常に大きな判決だった」と評価しました。
by daisukepro | 2019-05-28 11:12 | 裁判

捏造したのは櫻井よしこのほうなのに…「慰安婦報道を捏造」と攻撃された元朝日記者・植村隆の名誉毀損裁判で不当判決

事案の概要

被告櫻井は,被告ワック社が発行する雑誌「WiLL」,被告新潮社が発行する「週刊新潮」,被告ダイヤモンド社が発行する「週刊ダイヤモンド」に,原告が朝 日新聞社の記者として「従軍慰安婦」に関する記事を執筆して平成 3 8 1 1 日の朝日新聞に掲載した記事(「思い出すと今も涙韓国の団体聞き取り」というタイトルの記事。以下「本件記事」という。)について「捏造である」などと記載する論文(以下「本件各櫻井論文」という。)を掲載するとともに,自らが開設するウェブサイトに上記各論文のうち複数の論文を転載して掲載している。

本件は,原告が,本件各櫻井論文が原告の社会的評価を低下させ,原告の名誉感情や人格的利益を侵害するものであると主張して,被告櫻井に対してウェブサイトに転載して掲載している論文の削除を求めたほか,被告らに対して謝罪広告の掲載や慰謝料等(各被告ごとに550万円)の支払を求めた事案である。

当裁判所の判断

1社会的評価を低下させる事実の摘示,意見ないし論評の表明

本件各櫻井論文を,一般読者の普通の注意と読み方を基準として解釈した意味内容に従っ て判断すれば 本件各櫻井論 文のうちワッ ク社の出版する「 W i L L 」に掲載されたものには,①原告が,金学順氏が継父によって人身売買され,慰安婦にさせられたという経緯を知りながらこれを報じず,②慰安婦とは何の関係もない女子挺身隊とを結びつけ,金学順氏が「女子挺身隊」の名で日本軍によって 戦場に強制連行され,日本軍人相手に売春行為を強いられた「朝鮮人従軍慰安婦」であるとする,③事実と異なる本件記事を敢えて執筆したという事実が摘示されており,被告新潮社の出版する「週刊新潮」及びダイヤモンド社が出版する「週刊ダイヤモンド」に掲載されたものにも,これと類似する事実の摘示があると認められるものがある。そして,このような事実の摘示をはじめとして,本件各櫻井論文には,原告の社会的評価を低下させる事実の摘示や意見ないし論評がある。

2判断枠組

事実を摘示しての名誉毀損にあっては,その行為が公共の利害に関する事実に係り,かつ,その目的が専ら公益を図ることにあった場合に,摘示された事実がその重要な部分について真実であることの証明があったときには,上記行為には違法性がなく,仮に上記証明がないときにも,行為者において上記事実の重要な部分を真実と信ずるについて相当の理由があれば,その故意又は過失は否定される。また,ある事実を基礎としての意見ないし論評の表明による名誉毀損にあっては,その行為が公共の利害に関する事実に係り,かつ,その目的が専ら公益を図ることにあった場合に,上記意見ないし論評の前提としている事実が重要な部分について真実であることの証明があったときには,人身攻撃に及ぶなど意見ないし論評としての域を逸脱したものでない限り,上記行為は違法性を欠くものというべきであり,仮に上記証明がないときにも,行為者において上記事実の重要な部分を真実と信ずるについて相当の理由があれば,その故意又は過失は否定される。

3摘示事実及び意見ないし論評の前提事実の真実性又は真実相当性

(1)金学順氏が挺対協の事務所で当時語ったとされる録音テープや原告の取材内容が全て廃棄されていることから,金学順氏が慰安婦にさせられるまでの経緯に関して挺対協でどのように語っていたのかは明らかでない。また,金学順氏が共同記者会見に応じた際に述べたことを報じた韓国の報道のなかには,養父又は義父が関与し,営利を目的として金学順氏を慰安婦にしたことを示唆するものがあるが,慰安婦とされる経緯に関する金学順氏の供述内容には変遷があることからすると 上記 1 ①の事実のうち金学順氏が慰安婦とされるに至った経緯に関する部分が真実であるとは認めることは困難である。しかし,本件記事には「だまされて慰安婦にされた」との部分があることや,被告櫻井が取材の過程で目にした資料(金学順氏が平成3814日に共同記者会見に応じた際の韓国の新聞報道,後に金学順氏を含めた団体が日本国政府を相手に訴えた際の訴状,金学順氏を取材した内容をまとめた臼杵氏執筆の論文)の記載などを踏まえて;被告櫻井は,金学順氏が継父によって人身売買された女性であると信じたものと認められる。これらの資料は,金学順氏の共同記者会見を報じるもの,訴訟代理人弁護士によって聴き取られたもの,金学順氏と面談した結果を論文にしたものであるところ,金学順氏が慰安婦であったとして名乗り出た直後に自身の体験を率直に述べたと考えられる共同記者会見の内容を報じるハンギョレ新聞以外の報道にも,養父又は義父が関与し,営利目的で金学順氏を慰安婦にしたことを示唆するものがあることからすると,一定の信用を置くことができるものと認められるから,被告櫻井が上記のように信じたことには相当の理由があるということができる。また,これらの資料から,被告櫻井が,金学順氏が挺対協の聞き取りにおける録音で「検番の継父」にだまされて慰安婦にさせられたと語っており,原告がその録音を聞いて金学順氏が慰安婦にさせられた経緯を知りながら,本件記事においては金学順氏をだました主体や「継父」によって慰安婦にさせられるまでの経緯を記載せず,この事実を報じなかったと信じたことについて相当な理由があるといえる。

また,上記1②の事実については,本件記事のリード文に「日中戦争や第二次大戦の際,「女子挺(てい)身隊」の名で戦場に連行され,日本軍人相手に売春行為を強いられた「朝鮮人従軍慰安婦」のうち,一人がソウル市内で生存していることがわかり(以下略)」との記載があるが,原告本人の供述によれば,金学順氏は,本件記事の取材源たる金学順氏の供述が録音されたテープの中で,自身が女子挺身隊の名で戦場に連行されたと述べていなかったと認められる。このことに加えて,本件記事が掲載された朝日新聞が,本件記事が執筆されるまでの間に,朝鮮人女性を狩り出し,女子挺身隊の名で戦場に送り出すことに関与したとする者の供述を繰り返し掲載し,本件記事が報じられた当時の他の報道機関も,女子挺身隊の名の下に朝鮮人女性たちが,多数,強制的に戦場に送り込まれ,慰安婦とされたとの報道をしていたという事情を踏まえると,これらの報道に接していた被告櫻井が,本件記事のリード部分にある

「「女子挺(てい)身隊」の名で戦場に連行され」との部分について,金学順氏が第二次世界大戦下における女子挺身隊勤労令で規定された「女子挺身隊」として強制的に動員され慰安婦とされた女性であることが記載されていると理解しても,そのことは,一般読者の普通の注意と読み方を基準として解釈しても不自然なものではないし,女子挺身勤労令で規定するところの女子挺身隊と慰安婦は異なるものであることからすると,被告櫻井において本件記事が上記1 ②のような内容を報じるものであったと信じたことには相当の理由があるといえる。

そして,被告櫻井が,上記1①及び上記1②の事実があると信じたことについて相当の理由があることに加えて,原告の妻が,平成3年に日本政府を相手どって訴訟を起こした団体の常任理事を務めていた者の娘であり,金学順氏も本件記事が掲載された数か月後に同団体に加入し,その後上記訴訟に参加しているという事実を踏まえて,被告櫻井が,本件記事の公正さに疑問を持ち,金学順氏が「女子挺身隊」の名で連行されたのではなく検番の継父にだまされて慰安婦になったのに,原告が女子挺身勤労令で規定するところの「女子挺身隊」を結びつけて日本軍があたかも金学順氏を戦場に強制的に連行したとの事実と異なる本件記事を執筆した上記 1 ③の事実と信・じたとしても そのことについては相当な理由がある。

(2)その他,本件各櫻井論文に摘示されている事実又は意見ないし論評の前提とされている事実のうち重要な部分については,いずれも真実であるか,被告櫻井において真実であると信ずるについて相当の理由があると認められ,意見ないし論評部分も,原告に対する人身攻撃に及ぶなど意見ないし論評の域を逸脱 したものとは認め難い。

4公共性,公益目的性

本件各櫻井論文の内容及びこれらの論文を記載し掲載された時期に鑑みれば,本件各櫻井論文主題は,慰安婦問題に関する朝日新聞の報道姿勢やこれに関する本件記事を執筆した原告を批判する点にあったと認められ,また,慰安婦問題が日韓関係の問題にとどまらず,国連やアメリカ議会等でも取り上げられるような国際的な問題となっていることに鑑みれば,本件各櫻井論文の記述は,公共の利害に関わるものであり,その執筆目的にも公益性が認められる。

5結論

以上によれば,本件各櫻井論文の執筆及び掲載によって原告の社会的評価が低下したとしても,その違法性は阻却され,又は故意若しくは過失は否定されると いうべきである。


by daisukepro | 2018-11-21 22:38 | 裁判

オウム全死刑囚の刑執行 元幹部ら残る6人

 地下鉄、松本両サリン事件などオウム真理教による事件に関わったとして、殺人などの罪に問われ、死刑が確定した教団元幹部ら6人の刑が26日午前、執行された。法務省が発表した。上川陽子法相が命令した。松本智津夫元死刑囚=執行時(63)、教祖名麻原彰晃=を含む7人の刑は6日に執行されており、教団による一連の事件で死刑が確定した13人全員の執行が終わった。平成の時代を代表する未曽有の凶行となった事件は、大きな節目を迎えた。

 6人は、林(現姓小池)泰男(60)、豊田亨(50)、広瀬健一(54)、端本悟(51)、岡崎(現姓宮前)一明(57)、横山真人(54)の各死刑囚。

(共同)


by daisukepro | 2018-07-26 12:28 | 裁判

「沖縄密約」吉野文六氏(元外務省アメリカ局長)の証人決まる!



 8月25日16時、東京地裁103号法廷で沖縄返還密約文書の開示請求を求める第2回公判が開かれた。103法廷は東京地裁で最も大きい。100人を収容できる傍聴席は超満員だった。

 沖縄返還の交渉で何が密約されたかといえば、米軍基地にかかわる全費用を日本政府が負担するという密約だ。近ごろ思いやり予算とかいわれているが、日本政府は密約を忠実に履行しているってわけだ。国民はその事実を知らされていなかったのだ。自民党政権が対米従属といわれる非民主的な性格を現している。

 原告団(団長桂敬一)は密約の交渉当事者であった元外務省アメリカ局長吉野文六氏の証人を申請していた。既に吉野氏は密約があったことを当事者としてマスコミに告白している。それでも日本政府は秘密公文書の存在を認めなかった。公文書は廃棄されたのだから確認しようがないというのが政府の苦しい弁明だった。そのため、被告政府側代理人は吉野証人阻止に必死なった。
広い法廷の後部座席からは政府側代理人の声はほとんど聞き取れなかったが、裁判長の声は澄み渡り後ろまでよく届いた。

 杉原裁判長は「公務員の証人は外務大臣の認可がいる。正式には外務大臣の認可が下って決まるが、裁判所から大臣に正式に認可を求めるので裁判所としては審問日程を入れます」と毅然として訴訟指揮を下した。これで、次回10月27日原告被告が裁判長の宿題に答えを持参して審問準備、12月1日に吉野文六氏らの証人審問が決まった。

「宿題をだいぶ出したので、よろしいですか」と裁判長
原告団の女性弁護士が「大丈夫ですが、メモが取りきれなくて」というと裁判長「それではメモをあとで双方にお渡ししましょう」
その笑顔に人柄が伝わってくる気がした。この人物なら真相を追及してくれるに違いない。

 政府があがけばあがく程、合理的な追及に追いつめられて行く。
アメリカ側の密約文書が公開されたにもかかわらず、政府側代理人は「文書は廃棄したので文書があったかどうか確認が出来ない」と主張してきたが、裁判長は「外務省に306の関連文書が残されており、発信先の米側公文書が残されていて公開されたが、なぜ日本側は受信した公文書を破棄したか。また306の関連公文書がなぜ残されたのか明らかにすること」などを次回公判までの被告側の宿題とした。(宿題の詳細は別の機会でお伝えします)

12月1日の公判で交渉当事者の吉野証言が採用されると、密約文書が存在したことを裏付けることになり、これまでの政府側の主張が崩れる。日本政府側はその公文書破棄の理由を問われ、説明が求められる。存在していたはずの公文書破棄は「誰が、いつ、どこで、なぜ」行ったかが問われることになる。
 歴史的重い扉が徐々に開かれ、日米沖縄密約の情報公開が目前に迫っている。国民の知る権利を守る民主主義の第一歩が踏み出されることになる。どうなるか。
 官僚政治打破を旗印にしている新政権の姿勢も問われることになる。新政権の外務大臣は誰れがなるか。テレビ番組としては「清純派女優ノリピーの麻薬事件」よりよりこちらの方がもよっぽど面白いと思うのだが。
非核密約問題も交渉当事者が証言し始めたが、これもメモを破棄したとかで核密約はないというのが政府見解だ。
 沖縄核密約の情報公開をせまるこの裁判の決着が待ち遠しいと皆さん思いませんか。
by daisukepro | 2009-08-26 00:21 | 裁判

沖縄密約情報公開訴訟 第2回期日のご案内

沖縄密約情報公開訴訟 第2回期日のご案内
吉野文六氏(沖縄返還交渉の当事者)の法廷証言が実現するか?
裁判長は、国側に、今度はどんな注文をつけるのか? 乞ご期待!

沖縄密約情報公開訴訟
第2回期日のご案内

日時:8月25日(火)午後4時から 
 場所:東京地方裁判所103号法廷

地裁で最大の法廷に変更されました!多くの皆さんの傍聴をお願いします!

当日、原告側は、吉野文六氏(元外務省アメリカ局長)の証人申請と、我部政明氏(琉球大学教授)の原告本人尋問の申請をします。吉野氏が証人として採用されれば、公開の法廷で初めて、元外務官僚が「沖縄密約」について証言することになります。

記者会見:午後4時30分~ 司法クラブ(裁判所合同庁舎2階)報告集会:午後5時00分~ 弁護士会館1003号室
※報告集会はどなたでも参加できます(無料)。弁護団と原告が出席します。

問い合わせ:東京共同法律事務所
 〒160-0022 東京都新宿区新宿1丁目15番9号 さわだビル5F
電話 03-3341-3133  担当弁護士:日隅 一雄
by daisukepro | 2009-08-22 19:14 | 裁判

布川事件の再審 最高裁へ


布川事件で検察が特別抗告 再審の判断、最高裁に

2008年7月22日 19時58分共同通信が下記の記事を配信しました。
高裁決定を誤りというなら、これまで公開しなかった、すべての目撃証言を開示、自白を再現した新証拠を検察が提出したらどうだろう。人でなしと言うほかない。


 1967年に茨城県で男性が殺害された「布川事件」で、東京高検は22日、無期懲役が確定した元被告2人の再審開始を認めた東京高裁決定に対し「判例に違反し、重大な事実誤認がある」として、同日中に最高裁に特別抗告することを決めた。
 高検は「殺害方法などに関する弁護側鑑定は再審開始の条件となる『無罪を言い渡す新規、明白な証拠』に該当しない。目撃証言や捜査段階の自白の信用性を否定した高裁決定は誤り」などと判断したとみられる。
 再審を始めるかどうかは最高裁の審理に委ねられることになったが、特別抗告が棄却され再審開始が決まると、無期懲役か死刑が確定した事件では1987年の「島田事件」以来。これまで再審となった7件はすべて無罪になっている。
 元被告の2人は、仮釈放中の桜井昌司さん(61)と杉山卓男さん(61)。高裁決定後、特別抗告しないよう検察当局へ申し入れていた。
(共同)
by daisukepro | 2008-07-22 20:39 | 裁判