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カテゴリ:朝鮮半島の非核化( 13 )

Japanese Prime Minister Shinzo Abe cannot afford to take a ride on the denuclearization


Japanese Prime Minister Shinzo Abe cannot afford to take a ride on the denuclearization

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Japanese Prime Minister Shinzo Abe cannot afford to take a ride on the denuclearization wagon because of domestic troubles. His approval rating has tanked with the snowballing scandal involving Moritomo, a private school with ties to his wife.

by daisukepro | 2018-10-14 23:40 | 朝鮮半島の非核化

“平和の象徴”教皇が平壌訪問「朝鮮半島の平和」国際支持取り付けも

“平和の象徴”教皇が平壌訪問「朝鮮半島の平和」国際支持取り付けも

訪朝自体が南北和解の刻印効果 
首脳会談同行キム・ヒジュン大主教 
「南北和解を教皇庁に知らせる」 
白頭山で金委員長に話すと 
「必ず伝えてください」肯定的回答
フランチスコ教皇=資料写真//ハンギョレ新聞社

 「訪問されれば熱烈歓迎する」という金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮国務委員長のフランチスコ教皇招請発言は、文在寅(ムン・ジェイン)大統領の提案を受け入れて出てきた。文大統領の教皇訪朝招請提案には、“平和”と“安定”という朝鮮半島の新しい秩序を“平和と和解”の象徴である教皇を通じて承認を受け、北朝鮮を名実共に国際社会の一員として案内する意志が込められているとみられる。

 文大統領は先月18~20日に開かれた平壌南北首脳会談中に、金委員長に対して自分から教皇訪朝招請提案を持ち出したという。大統領府関係者は9日「両首脳が何回も食事も共にして、事実上2泊3日ずっと話を交わした」として「文大統領が平壌首脳会談が国際的支持を得なければならないという必要性を話し、その方法の一つとして提案したと見られる」と話した。フランチスコ教皇は、4・27南北首脳会談の二日後に「南北指導者の勇気ある決断を支持する」と述べ、6月の朝米首脳会談直前にも「朝鮮半島と世界の平和な未来を保障するよう願う」と話すなど機会があるたびに朝鮮半島の平和に対する祈祷を要請してきた。

 金委員長は平壌首脳会談の最終日である20日、白頭山(ペクトゥサン)の天池でも特別随行員として北朝鮮を訪問したキム・ヒジュン天主教大主教に「教皇に南北の和解努力を伝えてほしい」と頼んだ。キム・ウィギョム大統領府報道官はブリーフィングで「キム大主教が『金正恩委員長はスイスで留学も永くしたので、観光の重要性をよく理解しているだろう。北朝鮮の自然景観が秀麗なので、スイスでの経験を生かして観光事業をすれば繁盛するだろう』と話し、これに対して金委員長が笑顔で首を縦に振った」として「その延長線でキム大主教が『南北が和解平和の方向に進んでいるということを教皇庁にも知らせる」と言うと、金委員長が腰を軽く曲げて『必ず伝えてください』と話した」と伝えた。キム大主教は、ハンギョレとの通話で「先週、教皇庁でフランチスコ教皇に会い、南北関係に関して申し上げた。招請すれば教皇様が行くと思う」として「南北が分断の象徴である非武装地帯を世界生態平和公園のような平和の象徴に指定して、世界的な行事を用意して、そのような機会に米国、中国、ロシア、日本などの指導者と共に教皇様も招いてくれたら良いと思う」と話した。教皇の訪朝は、2000年6月の初の南北首脳会談の時、金大中大統領が提案して金正日(キム・ジョンイル)国防委員長が受諾したが、実現しなかった。

 文大統領は教皇訪朝という“事件”を通じて、本軌道に乗った朝鮮半島の新しい秩序を後戻りできないようにし、国際社会の支持と承認を得るという意を持ったと見られる。教皇の訪朝が実現すれば、年内の終戦宣言と平和協定締結はもちろん、北東アジアの冷戦構図を終わらせ、北東アジア多者平和安保体制構築という文大統領の朝鮮半島平和構想にも弾みがつくと見られる。文大統領は先月、ニューヨークの国連総会演説で「金委員長の非核化の決断が正しい判断であることを確認しなければならない」として「今度は国際社会がうなずく番」と強調した。キム報道官は「文大統領が法王庁を公式訪問して、朝鮮半島の平和安定のための祝福と支持を再確認し、協力方案を議論するだろう」と話した。

ソン・ヨンチョル、ノ・ジウォン記者、チョ・ヒョン宗教専門記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

by daisukepro | 2018-10-10 22:52 | 朝鮮半島の非核化

日本が保有した莫大なプルトニウム、北朝鮮の非核化交渉の障害に

「日本が保有した莫大なプルトニウム、北朝鮮の非核化交渉の障害に」

カントリーマン元米国務次官補が主張 
「核燃料サイクル計画」破綻しており  
日本の莫大なプルトニウム保有を説明できない 
「プルトニウム保有減らし、核燃料計画放棄すべき」
日本の核燃料サイクル政策//ハンギョレ新聞社

 バラク・オバマ政権時代に米国務省国際安全保障・不拡散担当次官補を務めたトーマス・カントリーマン氏が、日本が保有した核爆弾6000発分のプルトニウムが朝米の「非核化交渉」に悪影響を与えかねないと懸念を示した。

 カントリーマン元次官補は2日付の東京新聞とのインタビューで、日本が核燃料サイクル計画推進を名分に保有しているプルトニウムが「国際安保の懸念事項となっている。特に、核不拡散を目標とする北朝鮮に核兵器を保有する理由を提供しかねないという懸念がある。トランプ政権もこのような懸念を共有している」と指摘した。

 日本内閣府が昨年8月に発表した資料によると、日本は2016年末現在、46.9トン(国内9.8トン、海外37.1トン)もの莫大な量のプルトニウムを保有している。 核弾頭を一つ作るのに8キロのプルトニウムが使われるとすれば、約6000発分の核爆弾を製造できる膨大な量だ。

 「非核国」日本がこのように膨大な量のプルトニウムを保有できたのは、日本がこれまで掲げてきた「核燃料サイクル政策」のためだ。核燃料サイクル政策とは、プルトニウムを入れて稼動する特殊原子炉の 「高速増殖炉」と「使用済み核燃料」の再処理を通じて、追加的なエネルギーを投入せず、永久に電気を生産できる 「夢のエネルギー計画」を意味する。つまり、日本がプルトニウムを保有するのは、核兵器を作るためではなく、高速増殖炉を運転できる燃料を確保するためだという説明が可能になるわけだ。

トーマス・カントリーマン米国務省国際安全保障・非拡散担当次官補(左)が2013年6月、外交部庁舎で開かれた韓米原子力協定改正第7次交渉であいさつしてから席に戻っている=写真共同取材団//ハンギョレ新聞社

 しかし、日本は2016年12月、高速増殖炉「もんじゅ」の廃炉を決定しており、その後、新たな高速増殖炉を開発することにしたが、成功の可能性が極めて低い状態だ。つまり、プルトニウムを使用できる“使途”が消えたにもかかわらず、依然として莫大な量のプルトニウムを保有しているわけだ。

 カントリーマン元次官補は、日本をめぐるこのような現実が朝鮮半島の「完全な非核化」に向けた朝米交渉における障壁になりかねないと指摘した。彼は「(米国など周辺国が)北朝鮮に核兵器保有を断念させようとする際、北朝鮮が『隣国(日本)はプルトニウムを抽出している』と言うかもしれない」とし、日本は「プルトニウムの保有量を減らし、核燃料サイクル計画から撤退すべきだ」と指摘した。さらに、「(日本が先に)中国、北朝鮮、韓国に東アジアで ( 使用済み核燃料の)再処理を凍結するよう訴えなければならない。(それでこそ)核不拡散を率いるリーダーとしての信頼が高まり、北朝鮮の非核化の検証にも重要な役割を果たすことができる」と助言した。 日本が未練を捨て切れない核燃料サイクル政策についても、「管理や安全対策に巨額のカネがかかり、採算が合わない。日本は費用について客観的に検討しなければならない。日本の余剰プラトニウムについて懸念する点では(トランプ政権も)、オバマ政権と同じだ」と指摘した。

 しかし、米国が日本の莫大なプルトニウム保有について“他人事のように”批判するのが 正当なのかについても、指摘する必要がある。非核国のうち日本だけに例外的に核燃料再処理権限を与えたのは、ほかならぬ米国であるからだ。米国は1987年に締結した日米原子力協定によって、日本に使用済み核燃料からプルトニウムを抽出する権限を与えてきた。 同協定は16日に“30周年”を迎え、定められた期限が近づいているが、すでに自動延長が決定された。しかし、米国が協定破棄を宣言するだけで、日本の再処理権限は失われる。

 東京新聞は「(日本)政府は、エネルギー資源の海外依存度を減らすため、国民から徴収した電気代や税金から13兆円に近い費用をかけて核燃料サイクル計画を進めてきた。しかし、太陽光や風力を使った再生エネルギーが大きく発展しており、(核燃料サイクル計画を推進しなければならないという)大義名分が消えた」と指摘した。しかし、安倍晋三政権は多くの難関の中でも新しい高速増殖炉を開発し、核燃料サイクル政策を維持するという立場だ。せっかく手に入れたプルトニウムを手放さない“決然たる意志”の表現だ。

キル・ユンヒョン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)
http://www.hani.co.kr/arti/international/japan/851528.html

by daisukepro | 2018-07-06 21:54 | 朝鮮半島の非核化

【全文和訳】ロシア下院における文在寅大統領の演説 2018.6.21

【全文和訳】ロシア下院における文在寅大統領の演説 2018.6.21

韓国の大統領として初めてロシア下院で演説する文在寅大統領

出典:news.naver.com

文在寅大統領は2018年6月21日(現地時間)、ロシア下院における演説で、未来成長エンジンの拡充と極東開発を通じた両国間の協力方案を明らかにしました。 以下、その演説文の全文を日本語に翻訳してご紹介します。

↓↓全文和訳はこちらです

尊敬するロシア国民の皆さん、ヴャチェスラフ・ヴィクトロヴィチ・ヴォロージン下院議長と議員の皆さん。

モスクワに来る機内で私は、広大な大地が人間に与える畏敬の念について思いを馳せました。それゆえに自然と人間をより深く理解できるようになったロシアの心を思いました。ユーラシア大陸の大きさに匹敵するだけの長い息遣いでロシアは世界史に大きな痕跡を残しました。祖国戦争と大祖国戦争で世界史の流れを変え、人類の精神史と科学技術を同時に導いてきました。

ここ下院ドゥーマも、ロシア国民の力で誕生しました。今ではロシアの民意を代表し、ロシア国民の団結した力を見せてくれています。アジアの指導者の中で最初でありかつ韓国大統領として初めてドゥーマで演説する機会を設けてくださったヴォロージン議長とOlga EPIFANOVA副議長、レオニード・スルツキー外交委員長をはじめとする議員の皆様に深く感謝いたします。私にとって大きな名誉であり、両国の新たな発展を願うロシア政府と議会、国民の皆さんの期待を感じています。

ロシア国民の皆さん。

「ロシアが救われることがあるならユーラシア主義を介してのみ可能だ」とロシアの歴史地理学者であるレフ・グミリョフは言いました。ユーラシアの広大な大陸は、大小の文明が交流と相互作用を経ながら未来に進み、希望を育てる空間です。

ウラジミール・プーチン大統領の「新東方政策」は、平和と共同繁栄への夢を盛り込んだユーラシア時代の宣言です。西欧文明が成し遂げた利点と東洋文明が成し遂げた利点をユーラシアという巨大な溶鉱炉に入れ、人類に新たなビジョンを提示しようとする壮大な設計です。

韓国国民も、朝鮮半島の恒久的平和を超え、北東アジア全体の平和と共同繁栄を願っています。私が昨年、東方経済フォーラムで発表した「新北方政策」は、「新東方政策」に呼応する韓国国民の夢です。私は韓国とロシアの協力が朝鮮半島の平和と北東アジアの繁栄の礎であると考え、これまで本気になって取り組んできました。

大統領に当選した直後、プーチン大統領と通話したのに続き、韓国の大統領として初めて特使を派遣し、北朝鮮の核問題の平和的解決と極東開発のための協力方案を協議しました。また、ロシアの極東開発部に対応させ、ロシアとの経済協力を担当する「北方経済協力委員会」を大統領の直属機構として設置しました。

プーチン大統領は昨年9月、東方経済フォーラムに私を招待してくださり、私はその機会に「新北方政策」を発表し、韓ロ間の実質的な経済協力方案をプーチン大統領と協議しました。

今年1月、私の故郷・巨済島では、世界の人々の視線をユーラシアと北極に向けさせる意味深い出来事がありました。ロシアの北極探検家の名前をつけた砕氷LNG船「ウラジミール・ルザノフ」号が試験出港を行いました。私はその現場に直接参加し、ロシアと韓国が共に成し遂げた成果を世界に知らせ、祝いました。

私は今日、ロシアと共にあろうとする韓国国民の努力が、皆さんに真に伝わることを願っています。また、ユーラシアの持つ限りない可能性が、私たちの友情によって大きく開き得ることを信じています。

ロシア国民の皆さん。

韓国人の書斎には、ドストエフスキー、トルストイ、ツルゲーネフの小説とプーシキンの詩集が収められています。私も若い頃、見知らぬロシアの地名と登場人物を手探りしながら、人間と自然、歴史と暮らしの意味を自らに問い掛けたりしたものです。

20世紀の初めに韓国に紹介されたロシア近代文学は、韓国の現代文学の発展に大きな影響を与えました。韓国においてロシア文学はヒューマニズムの教科書でした。人間の尊厳と精神性に対する卓越した描写を通し、物質文明を生きる私たちに精神的価値の重要性を伝えてくれました。

地球外に出た人類初の宇宙飛行士であるユーリイ・ガガーリンも、科学技術を超える気付きを私たちに与えました。地球がいかに貴重で絶対的な存在であるかを教えてくれました。ロシアの底力は、人間に対する深い理解にあると思います。それが、いかなる課題と困難にも屈しないロシア国民の力となりました。

韓国人も伝統的に人間を尊重し、お互いの協力と信頼を価値あるものと考えてきました。その力で数々の外国の侵入を克服し、今日の堂々とした国に成長することができました。第二次大戦後に独立した国の中で唯一、大きな経済成長と民主主義の発展を共に成し遂げた国となりました。

ロシア国民と同様、韓国の国民は精神的にも非常に強靭です。私はこれが、私たちが同じようにトルストイを愛する理由だと思います。

ロシア国民の皆さん。

202年前、外交使節として北京を訪問した韓国人・趙寅永(チョ・インヨン)が、ロシア正教の伝道団長ビチュリンに会って友情を交わして以来、ロシアと韓国は友好と尊重の関係を続けてきました。1905年、韓国初の駐ロシア常駐公使である李範晋(イ・ボムジン)公使は、ロシアの地で亡国の知らせを聞きました。その時、温かい支援の手を差し伸べてくれたのがロシア政府でした。安重根(アン・ジュングン)、洪範図(ホン・ボムド)、崔在亨(チェ・ジェヒョン)、李相卨(イ・サンソル)先生といった多くの韓国の独立闘士がここロシアに亡命し、ロシア国民の助けを借りて力を育て、国権回復を図りました。

1980年代の末、韓国政府は、朝鮮半島における冷戦の壁を崩すために「北方政策」を推進しました。当時のソ連政府は、理念の壁を超え、1988年のソウルオリンピックに大規模な選手団を派遣しました。両国国民の間に友情と信頼が築かれ、ついに1990年、国交が正常化されました。

現在、韓国企業がロシアで生産した自動車や家電製品がロシア国民に人気です。ロシアは2013年、先進宇宙技術を韓国に伝授し、韓国はナロ号ロケットを成功裏に発射することができました。

先の5月、プーチン大統領は「2024ロシア連邦国家発展目標」を発表しました。国民が肌で感じられる変化と、国民一人一人が豊かに暮らせる経済を目指しています。私が進めている「人間中心の経済」の目標も同じです。経済成長の恩恵を国民に等しく還元するためのものです。

両国が極東地域で夢見る夢にも変わりがありません。ユーラシアの平和と繁栄を目指して努力することは、私たち皆が国民から与えられた使命です。

尊敬するロシア国民の皆さん、ヴォロージン議長と議員の皆さん。

2020年はロシアと韓国が新たに隣人になって30年を迎える年です。私たち両国は、この意味深い国交30周年に合わせ、ユーラシア発展のための協力をさらに強化し、貿易額300億ドル、人的交流100万人を達成しようという具体的な計画を立てました。私はこの席で、ロシアと韓国の協力拡大案についてお話ししたいと思います。

第一に、「未来成長エンジンの拡充」です。革新を通じて未来の成長に備えることは、両国国民に雇用を提供し、持続可能な成長の基盤を固めるという面で非常に重要です。韓国は国内に韓ロイノベーションセンターを設立し、モスクワにある韓ロ科学技術協力センターを拡大するでしょう。世界最高の源泉技術と基礎科学技術を持つロシアとIT技術に強みを持つ韓国が協力し、第4次産業革命の時代を共に先導することを願います。

第二に、極東開発への協力です。昨年の「東方経済フォーラム」で私は、「9つの橋戦略」を中心に両国の協力を提案しました。ガス、鉄道、電力、造船、雇用、農業、水産、港湾、北極航路の開拓という9つの重点分野で協力をさらに強化しなければなりません。民間の参加も拡大する必要があります。ロシアの極東地域と韓国の地方政府の間にも協力フォーラムが用意されています。

第三に、国民福祉の増進と交流基盤を強化することです。ロシアの「2024国家発展目標」における最優先課題の一つは、国民生活の質を高めるための国民保健の向上です。その課題に協力するために、韓国の医療技術がスコルコボと共に歩むことになるでしょう。ロシアと韓国企業の協力で設立された最先端の韓国型総合病院は、がん、腎臓、脳神経に特化した医療サービスを提供し、リハビリを助けることでしょう。

私は、両国の緊密な協力により、両国国民がより幸せになることを願います。両国関係の大切さを国民が日常の中で肌で感じてほしいと思います。

ロシア国民の皆さん。

明日は77年前にロシアの大祖国戦争が始まった日です。多くの英雄たちと無辜の死を遂げた犠牲者を称える「追悼と哀悼の日」です。ロシアだけでなく全ての人類にとって平和がいかに大切かを改めて深く心に刻みつける日となることを願います。

平和の大切さは、戦争の惨禍の中で平和を成し遂げるために献身した人々にとってより身に染みて感じられます。ロシアと同様、韓国も残酷な戦争を経験しました。私自身も避難民の息子として生まれ、戦争の痛みと平和の大切さを早くから痛感してきました。

今、朝鮮半島には歴史的な大転換が起きています。私は先の4月、北朝鮮の金正恩国務委員長に会いました。私たちは板門店宣言を通し、完全な非核化と共に、「もはや朝鮮半島に戦争はないこと」を世界の前に約束しました。続いて行われた米朝首脳会談でも、朝鮮半島の完全な非核化と米朝間における敵対関係の終息を宣言しました。北朝鮮は核実験場とミサイル実験場の廃棄など、完全な非核化のための実質的な措置を進めており、韓国と米国は大規模な米韓連合訓練の猶予など、北朝鮮に対する軍事的圧迫を解消する措置で呼応しています。今や南・北・米は戦争と敵対の暗い時間を後にし、平和と協力の時代へと進んでいます。

この驚くべき変化に、ロシア政府と国民の積極的な支持と協力が大きな力となりました。私は、朝鮮半島とユーラシアの恒久的な平和と共同繁栄を夢見てきました。この席にいる議員の皆さんもその道を共に歩んでくださると信じています。

朝鮮半島に平和体制が構築されれば、南北の経済協力が本格化されるでしょうし、ロシアとの三角協力へと拡大するでしょう。ロシアと南と北の三角経済協力は、鉄道とガス管、電力網の分野では既に共同研究などの基礎的な議論が進められています。3カ国間の鉄道、エネルギー、電力協力が実現すれば、北東アジア経済共同体の強固な土台となるでしょう。また、南北間の強固な平和体制は、北東アジアにおける多国間平和安全保障協力体制へと発展するでしょう。

尊敬するロシア国民の皆さん、議員の皆さん。

ここモスクワのヤロスラフスキー駅から沿海州の港湾都市・ウラジオストクまで走るシベリア横断鉄道は、単なる一つの鉄道ではありません。「ロシアの労働者たちの黄金の手によって建設された生命の道」であり、世界認識の地平を広げた文明の道であり、平和の道です。

この道は、単に商品と資源だけが行き来するのではなく、ユーラシアの真っただ中で東洋と西洋が出会う道です。それこそまさにユーラシア時代を開くゲートウェイです。いつの間にか100年を走り続けてきたシベリア横断鉄道は今、陸上交通の中心を超えてユーラシア共同体建設の象徴であり、土台となっています。今、韓国は、朝鮮半島の恒久的平和を通じ、シベリア横断鉄道が私の育った朝鮮半島南端の釜山にまで繋がることを期待しています。韓国と北朝鮮がユーラシアの新しい可能性に共に賛同し、ユーラシアの共同繁栄を成し遂げるために手を取り合うことを願っています。

「一人の知恵は良いが、二人の知恵はもっと良い」というロシアの諺が、今私たちにとって必要です。ロシアの知恵と韓国の知恵、ここに北朝鮮の知恵まで加わるなら、ユーラシア時代の夢は大陸の大きさと同じくらい大きく花開くでしょう。

最後に、世界の祭りであるワールドカップが成功裏に開かれていることを心からお祝いします。今年2月に平昌冬季オリンピックで素晴らしい試合を見せてくれたロシアの選手たちに私と私たちの国民は大きな拍手を送りました。ロシアワールドカップに参加した韓国選手団にも、ロシア国民の皆さんの温かい応援をお願いします。

ロシアと韓国の国民は、両国の新たな未来を確信しています。お互いに対する尊重と信頼をより深く築いていくなら、いかなる難関や課題をも共に乗り越えていけるでしょう。自然と人間が共存するユーラシアに人類の新しい希望があります。戦争の時代を超え、平和と繁栄の時代に向かってロシアと韓国は共に歩んでいくでしょう。

バリショーエ スパスィーバ! ありがとうございました。


by daisukepro | 2018-06-24 17:24 | 朝鮮半島の非核化

米朝会談 来月12日 シンガポールで開催

米朝会談 来月12日

シンガポールで開催

 【ワシントン=遠藤誠二】トランプ米大統領は10日、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長との首脳会談を、6月12日にシンガポールで行うと発表しました。約70年にわたり敵対関係にある米朝両国首脳による会談は史上初めて。「朝鮮半島の完全非核化」に向け、具体的な手順や時期でどこまで合意できるのか、世界中が注目する会談となります。結果次第では、北東アジアの平和構築にむけて大きく前進する可能性があります。


図

世界が注目

 トランプ大統領は10日、中西部インディアナ州での集会で演説し、米朝首脳会談について「非常に良いことが起きると期待している」と表明。「全世界の未来の平和と安全保障のため、金正恩に会う」と意義を語り、「日本、韓国、中国、みなにとって重要だ。極めて大きな成功を収めると思う」と交渉への自信を示しました。

 トランプ政権はこの間、ポンペオ国務長官が2回にわたり訪朝し、米朝首脳会談にむけて準備を進めてきました。2回目の訪朝(9日)では、北朝鮮に拘束されていた3人の米国民が解放され、ポンペオ長官とともに帰国。トランプ大統領が金委員長に対し、「3人の帰国を許してくれたことに感謝する」と述べるなど、首脳会談にむけた信頼醸成の環境が整いました。

 シンガポールのリー・シェンロン首相は11日、トランプ大統領のツイッターに「平和への道の重要な一歩だ。成功を祈る」と返信しました。中国外務省の耿爽(こうそう)副報道局長も同日の記者会見で、「積極的な進展があったことを歓迎する。半島の非核化推進で重要な一歩を踏み出すことを期待している」と述べました。韓国の大統領府は10日、報道官が声明で「会談を通じ、朝鮮半島の非核化と恒久的平和安定につながることを望む」と述べました。



by daisukepro | 2018-05-12 10:20 | 朝鮮半島の非核化

日本は朝鮮半島と地域に流れる平和の流れをきちんと感知できない」

 北朝鮮の国営メディアは28日夜、日本について「朝鮮半島に流れる平和の流れを感知できない」と批判し、「南北の同胞は対話ムードを壊そうとする行為を決して許さない」と警告しました。

 北朝鮮の朝鮮中央通信は28日夜、論評の中で、北朝鮮が核実験の中止を表明したあとも日本が最大限の圧力を維持する考えを示していることを取り上げました。そのうえで、「日本は朝鮮半島と地域に流れる平和の流れをきちんと感知できない」と批判。「南北の同胞はもちろん国際社会も対話ムードを壊そうとする行為を決して許さない」と警告しました。

 このほか、論評は「日本が大勢に逆行すればするほど大河の流れから追い出された泡のように地域外に永遠に押し出される」と主張しています。

「日本だけがイライラしてひねくれている」北朝鮮メディア

北朝鮮の朝鮮中央通信は28日、南北対話が進展するなど朝鮮半島情勢が大きく動く中で「日本だけがいらいらして、ひねくれたことを言っている」などと非難する論評を配信した。

論評は、「世界がわれわれの核実験中止措置を、口を極めて歓迎している時に、日本の防衛相なる者が朝鮮の核実験中止措置が満足できるものではない、日本は引き続き最大限の圧迫を加えるという妄言を吐いたのが、その代表的実例である」と指摘。これは、小野寺五典防衛相が20日、記者団に「日本にとっては、中短距離の弾道ミサイルの放棄がなければ意味がない。核放棄にも触れていない。これでは不十分だ」と述べたことを指すと思われる。

論評はこれを、「朝鮮半島と地域に流れる平和的気流もまともに感じられないドンキホーテのようなほらだ」と罵倒。日本がこのような態度に出るのは「朝鮮民族と地域の人民、国際社会の志向と念願は眼中にもなく、自分らの利害打算にだけそろばんをはじいているところに問題の本質がある」と決めつけた。

(参考記事:「孤独な島国の断末魔」北朝鮮、NHKを罵倒

そのうえで、「日本は、大勢に逆行すればするほど激しい大河の流れから追い出された泡のように地域外に永遠に押し出されるということを銘記すべき」などと述べている。

論評の全文は次のとおり。

旧態を捨てないなら未来がない 朝鮮中央通信社論評

【平壌4月28日発朝鮮中央通信】周知のように今、朝鮮半島を巡る情勢は良好に発展している。

ところが、ただ日本だけが火床の上に座っているようにいらいらして全てのことにひねくれたことを言っている。

世界がわれわれの核実験中止措置を口を極めて歓迎している時に、日本の防衛相なる者が朝鮮の核実験中止措置が満足できるものではない、日本は引き続き最大限の圧迫を加えるという妄言を吐いたのが、その代表的実例である。

実に、朝鮮半島と地域に流れる平和的気流もまともに感触できないドンキホーテのようなほらだと言わざるを得ない。

すばしこいという日本が、時代錯誤のドンキホーテの役を恣行する理由は、ほかにあるのではない。

急変する情勢の下で朝鮮民族と地域の人民、国際社会の志向と念願は眼中にもなく、自分らの利害打算にだけそろばんをはじいているところに問題の本質がある。

日本は、一度も朝鮮民族の和解と団結、朝鮮半島の平和を心から願ったことがなかった。

20世紀の前半期には、わが国をそっくり併呑して「大東亜共栄圏」実現の足場にし、50年代には残酷な朝鮮戦争をきっかけに軍国主義復活、経済再生の好況を享受した。

その以降も、日本は悪習を捨てられず、朝鮮半島情勢の悪化を故意的にあおり立てて自分らの軍事力増強の口実、海外膨張の名分に悪用した。

こんにち、日本が情勢の流れにかかわらず、われわれに対する圧迫ほらだけを吹いているのは特大型のスキャンダルによって窮地に追い込まれた国内統治危機から脱して憲法改悪など自分らの政治目的を実現し、対外的には「日本疎外論」を覆い隠してなんとしても形勢をひっくり返そうということである。

しかし、才余りありて識たらずということわざ同様、日本は自分の利をむさぼるのにだけ没頭したあまり、大勢も判別できずに利益と損害も見分けられない明き盲になってしまった。

日本の反動層は、他人を害して自分の利をむさぼろうとする妄想を捨てなければならない。

北と南のわが同胞はもちろん、国際社会も地域の対話雰囲気をあくまでも害しようとするずる賢い行為を決して許さないであろう。

日本は、大勢に逆行すればするほど激しい大河の流れから追い出された泡のように地域外に永遠に押し出されるということを銘記すべきである。

旧態を捨てないなら未来がない。---




by daisukepro | 2018-05-03 08:16 | 朝鮮半島の非核化

主張 南北首脳会談 非核化と平和体制構築へ前進

主張

南北首脳会談

非核化と平和体制構築へ前進

 11年ぶり3回目となる南北首脳会談は、初めて韓国で行われ、文在寅(ムン・ジェイン)大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が「朝鮮半島の平和と繁栄、統一のための板門店宣言」に署名しました。一対一を含む長時間の会談と、(1)南北関係の改善と発展(2)軍事的緊張の緩和と脅威の解消(3)「完全な非核化」を含む恒久的な平和体制に向けた協力―からなる宣言は、新しい時代へ向かう両者の意気込みを示しました。具体化と実行が強く望まれます。

敵対関係の解消めざす

 南北両首脳は宣言で「核のない朝鮮半島を実現するという共同の目標を確認」しました。北朝鮮は3月以降、韓国の特使、中国の習近平国家主席、米国の特使に対して非核化の姿勢を示してきましたが、韓国との合意文書でそのことを明記し、北朝鮮国内でも報道したことは重要です。

 「朝鮮半島の非核化」の内容や検証方法、期限などは直接の言及がなく、北朝鮮と米国の交渉にゆだねられた形です。韓国も「目標を具体的にどう実現させていくか、方法は簡単ではない」「その部分は究極的には米朝間の合意が必要」(19日、文大統領)としています。近く行われる見通しのトランプ大統領と金委員長による初の米朝首脳会談の成功がカギです。

 板門店宣言は、敵対関係の米朝が、韓国、また中国とともに、65年間停戦状態のままの朝鮮戦争を、今年中に終戦させ平和協定への転換をめざすと表明しました。北朝鮮は、核・ミサイル開発を、米国の軍事的脅威への「抑止力」だとして正当化してきました。その口実を消し、非核化を進めるうえでも、平和協定は不可欠です。

 南北首脳は、「朝鮮半島の非核化のための国際社会の支持と協力のために積極的に努力する」と確認しました。各国もこの決意にこたえる必要があります。

 朝鮮半島をめぐる情勢のこうした方向への変化は、北東アジアの安全保障に大きな影響を与えます。安保法制=戦争法や9条改憲の企ての口実とされてきた「北朝鮮脅威」論も、沖縄をはじめとした在日米軍基地の問題も、あらためて問われることになるでしょう。

 日本共産党は、2014年の党大会で「北東アジア平和協力構想」を提唱した際、この地域の関係諸国に対し、軍事的抑止力に依存した安全保障からの脱却、軍拡から軍縮への転換などをめざし、対話と協力を促進するよう呼びかけました。朝鮮半島の新しい流れは、北東アジアの平和の地域共同体づくりの出発点となる可能性をはらんでいます。

 今こそ日本政府は、従来の対話否定・圧力一辺倒の立場を根本からあらため、外交戦略を確立し、対話による北朝鮮問題の解決に真剣に取り組むべきです。

歴史的な動きに貢献を

 安倍晋三首相は、南北首脳会談前、拉致問題を取り上げるよう要請しましたが、この問題は、国際的な協力をえつつ、日朝両政府の交渉で解決すべき問題です。日朝平壌宣言(02年)と、米・韓・中・朝・日・ロの6カ国協議の共同声明(05年)に基づき、核・ミサイル、拉致、植民地支配の清算など諸懸案を包括的に解決し、日朝の国交正常化をめざすことが求められています。それは、この地域の平和体制構築への歴史的な動きに貢献する道です。



by daisukepro | 2018-04-29 10:00 | 朝鮮半島の非核化

韓国・文在寅大統領と北朝鮮・金正恩委員長の会見(要旨)

韓国・文在寅大統領と北朝鮮・金正恩委員長の会見(要旨)

 韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長が27日、韓国・板門店の「平和の家」で会談し、「板門店宣言」に署名した後、2人そろって記者団の前で発表しました。その要旨を紹介します。

文大統領

 金委員長と私は平和を願う8000万同胞の貴重な合意を成し遂げた。朝鮮半島にもう戦争はないだろう。新しい平和の時代が開かれていることを一緒に宣言した。長い年月の間に分断の痛みと悲しみの中でも素晴らしい克服ができると信じていた時期に、私たちはこの位置に立つことができた。

 今日、金委員長と私は完全な非核化を通して、核のない朝鮮半島を実現することが私たちの共通の目標であることを確認した。北側が先にとった核凍結措置は、非常に重大な意味を持っている。朝鮮半島の完全な非核化のための貴重な出発になる。今後、完全な非核化のために南と北が、さらに緊密に協力していくことを明らかにする。

 私たちはまた、終戦宣言と平和協定を通じて朝鮮半島の不安定な停戦体制を終息させ、恒久的で、強固な平和体制を構築していくことに合意した。朝鮮半島をめぐる国際秩序を根本的に変えることができる非常に重要な合意だ。

 今、私たちが住んでいる、どこからも、お互いの一切の敵対行為をしないこととする。偶発的な衝突を防ぐ根本的な対策も講じていく。朝鮮半島を横切っている非武装地帯は、実質平和地帯になる。西海の北方限界線一帯を平和水域にして偶発的な軍事的衝突を防止し、南北漁民の安全な活動を保証する。

 私は大胆に、今日の状況を作り出し、大きな合意に同意した金委員長の勇気と決断に敬意を表する。私たちは、国際社会の支持と協力のために一緒に努力することにした。

 金委員長と私は、平和と繁栄、統一のために定期的に協議と、直通電話を通じて頻繁に議論することにする。

 尊敬する南北の国民のみなさん、私は金委員長と一緒に、南北両方の平和、共同繁栄、民族念願の統一を私たちの力で達成するために大胆な一歩を開始する。南北当局者が緊密に対話して緊密に協力することだ。民族和解と団結のために各界各層がさまざまな交流と協力も進める。手遅れになる前に離散家族の出会いを始め、故郷を訪問する。

 南と北の当局者が常駐する南北共同連絡事務所を開城に設置することにしたのも非常に重要な合意だ。それぞれ相手の地域に連絡事務所を置くように発展していくこともあるだろう。

 今日、金委員長と私は朝鮮半島の非核化、恒久平和、民族共同の繁栄と統一の道へ向かう揺るぎない里程標を打ち立てた。

 今日の発表方式も特別だ。これまでの首脳会談後、北側の最高指導者が直接、世界のメディアの前で立って共同発表するのは初めてだ。大胆で勇気ある決定をした金委員長に拍手を送る。

金委員長

 民族の分断の悲劇と統一への熱望が、詰まった板門店で歴史的な責任感を持って会談に臨んだ。たくさんの苦労をした文大統領と南側の関係者のみなさんに深く謝意を表する。盛大に迎えてくれた一つの同じ血縁、一つのきょうだいとして温かく迎えてくれた南の同胞に感謝する。

 南北がまた手を組むことになるまで長い時間がかかった。実際に会ってみると、やはり、わかつことのできない、ほかの誰とも比べられない、一つの血肉ということを実感した。

 対決してたたかう違う民族ではなく、団結して、むつまじく生きていくべき一つの民族だ。一日でも早く、韓民族が平和に暮らすことができるように、私は板門店を越えてここまできた。

 私と文大統領は、熱烈に支持してくれた北南のみなさんの応援を受けて、多くの議題を真摯(しんし)に論議した。

 この韓民族が戦争のない土地で平和と繁栄を享受するために、実質的な論議をした。

 韓民族と世界が見守るなかで署名したこの合意が、もう二度と死文化されないように、緊密に話し合いをしていい結果を出すために努力する。私が通った道を北南のたくさんの人が行き来し、板門店が平和の象徴になれば、民族は限りない繁栄を享受することができるだろう。

 固い意志をもって最後まで果たすと閉ざされた門も開くことになる。偉大な歴史は、自ら創造されない。その時代の人たちが努力した決定だ。

 私たちがこの時代に、つくり出すべきものを完全無欠にし、作り上げておくことで、歴史的な責任と時代的な義務を果たすことができる。

 もちろん逆風試練もあると思うが、苦痛のない栄華はない。きょう難しい出会いと、さまざま挑戦を勝ち抜いて民族の厳しい道をともに乗り切ったことをあとから笑って話し合うことができるだろう。

 歩幅をあわせて一緒に前進しよう。きょう合意した板門店宣言が、切実な気持ちで私たちを見ている人たちにせめてもの答えになり、喜びを与えることができることを願う。



by daisukepro | 2018-04-28 22:58 | 朝鮮半島の非核化

朝鮮半島の平和と繁栄、統一のための板門店宣言」の全文は次の通り。(韓国側発表による)

 韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が27日に署名した「朝鮮半島の平和と繁栄、統一のための板門店宣言」の全文は次の通り。(韓国側発表による)


 大韓民国の文在寅大統領と朝鮮民主主義人民共和国の金正恩国務委員長は平和と繁栄、統一を願う全民族のいちずな願いを込め、朝鮮半島で歴史的な転換が起きている意義深い時期である2018年4月27日に、板門店の平和の家で南北首脳会談を行った。

 両首脳は、朝鮮半島にもはや戦争はなく、新たな平和の時代が開かれたことを8千万のわが同胞と全世界に厳粛に宣言した。

 両首脳は、冷戦の産物である長い分断と対決を一日も早く終わらせ、民族的和解と平和繁栄の新たな時代を果敢に切り開き、南北関係をより積極的に改善し発展させていかなければならないという確固たる意志を込め、歴史の地、板門店で次のように宣言した。

 1 南と北は、南北関係の全面的で画期的な改善と発展を実現することで、途絶えた民族の血脈をつなぎ、共同繁栄と自主統一の未来を早めていくだろう。

 南北関係を改善し発展させることは、全民族のいちずな願いであり、もはや先送りできない時代の切迫した要求だ。

 (1)南と北は、わが民族の運命はわれわれ自ら決定するという民族自主の原則を確認し、既に採択された南北宣言や全ての合意などを徹底的に履行することで、関係改善と発展の転換的局面を切り開いていくことにした。

 (2)南と北は、高官級会談をはじめとする各分野の対話と交渉を早期に開催し、首脳会談で合意した内容を実践するため、積極的な対策を立てていくことにした。

 (3)南と北は、当局間協議を緊密にし、民間交流と協力を円満に進めるため、双方の当局者が常駐する南北共同連絡事務所を開城地域に設置することにした。

 (4)南と北は、民族的和解と和合の雰囲気を高めていくため、各界各層の多方面の協力と交流、往来や接触を活性化することにした。

 対内的には、(2000年の南北共同宣言が発表された)6月15日をはじめ、南と北にともに意義がある日を契機に、当局と国会、政党、地方自治体、民間団体など、各界各層が参加する民族共同行事を積極的に推進し、和解と協力の雰囲気を高める。対外的には18年アジア大会をはじめとする国際競技に共同で出場し、民族の知恵と才能、団結した姿を全世界に誇示することにした。

 (5)南と北は、民族分断により発生した人道問題を至急解決するため努力し、南北赤十字会談を開催して離散家族・親戚再会をはじめとする諸問題を協議、解決していくことにした。

 差し当たって、今年8月15日を契機に離散家族・親戚の再会を行うことにした。

 (6)南と北は民族経済の均衡的な発展と、共同繁栄を成し遂げるため、(07年の南北首脳による)10月4日宣言で合意した事業を積極的に推進していき、一次的に東海線と京義線の鉄道と道路などを連結し、現代化し、活用するための実践的な対策を取っていくことにした。

 2 南と北は、朝鮮半島で先鋭化した軍事的緊張状態を緩和し、戦争の危険を実質的に解消するため共同で努力していくだろう。

 朝鮮半島の軍事的緊張状態を緩和し戦争の危険を解消することは、民族の運命と関連する非常に重大な問題であり、われわれ同胞の平和的で安定した生命を保証するための鍵となる問題だ。

 (1)南と北は、地上と海上、空中をはじめとするあらゆる空間で、軍事的緊張と衝突の根源となる相手に対する一切の敵対行為を全面的に中止することにした。

 差し当たって、5月1日から軍事境界線一帯で拡声器(宣伝)放送やビラ散布をはじめとするあらゆる敵対行為を中止し、その手段を撤廃し、今後非武装地帯を実質的な平和地帯としていくことにした。

 (2)南と北は、黄海の北方限界線一帯を平和水域とし、偶発的な軍事衝突を防止し、安全な漁業活動を保証するための実質的な対策を立てていくことにした。

 (3)南と北は、相互協力と交流、往来と接触が活性化することに伴うさまざまな軍事的保証対策を講じることにした。

 南と北は、双方間に提起される軍事的問題を遅滞なく協議、解決するため、国防相会談をはじめとする軍事当局者会談を頻繁に開催し、5月中にまず将官級軍事会談を開くことにした。

 3 南と北は、朝鮮半島の恒久的で強固な平和体制構築のため、積極的に協力していくだろう。

 朝鮮半島で非正常な現在の休戦状態を終わらせ、確固たる平和体制を樹立することは、もはや先送りできない歴史的課題だ。

 (1)南と北は、いかなる形態の武力も互いに使用しないという不可侵合意を再確認し、厳格に順守していくことにした。

 (2)南と北は、軍事的緊張が解消され、互いの軍事的信頼が実質的に構築されるのに伴い、段階的に軍縮を実現していくことにした。

 (3)南と北は、休戦協定締結65年となる今年、終戦を宣言し、休戦協定を平和協定に転換し、恒久的で強固な平和体制を構築するため、南北米3者、または南北米中4者会談の開催を積極的に推進していくことにした。

 (4)南と北は、完全な非核化を通して核のない朝鮮半島を実現するという共通の目標を確認した。

 南と北は、北側が講じている主動的な措置が朝鮮半島非核化のために非常に意義があり重大な措置だという認識を共にし、今後それぞれ自らの責任と役割を果たすことにした。

 南と北は、朝鮮半島非核化に向けた国際社会の支持と協力を得るため、積極的に努力することにした。

 両首脳は、定期的な会談と直通電話を通じ、民族の重大事を随時、真摯に議論し、信頼を強固にし、南北関係の持続的な発展と朝鮮半島の平和と繁栄、統一に向けた良い流れをさらに拡大していくために共に努力することにした。

 差し当たって、文在寅大統領は今秋、平壌を訪問することにした。

 2018年4月27日

 板門店

 大韓民国 大統領 文在寅

 朝鮮民主主義人民共和国 国務委員会 委員長 金正恩

(ソウル=共同)


by daisukepro | 2018-04-28 22:51 | 朝鮮半島の非核化

金正恩朝鮮労働党委員長は、核実験とICBM発射実験を21日から中止し、核実験場を廃棄する考えを表明(NHK)

北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長は、核実験とICBM=大陸間弾道ミサイルの発射実験を21日から中止し、核実験場を廃棄する考えを表明しました。ただ、核保有の立場に変わりはなく、核やICBMの実験を再開する余地も残しています。

北朝鮮国営の朝鮮中央テレビが、21日午前、伝えたところによりますと、ピョンヤンで20日、朝鮮労働党の中央委員会総会が開かれ、キム・ジョンウン委員長が演説しました。

この中で、キム委員長は「核開発と運搬攻撃手段の開発がすべて行われ、核の兵器化の完結が証明された状況で、いかなる核実験も、中長距離、大陸間弾道ミサイルの発射実験も必要なくなり、北部の核実験場も使命を終えた」と述べました。

そして総会では、核実験とICBMの発射実験を21日から中止するとともに、「透明性を保証するため」として、北東部のハムギョン(咸鏡)北道プンゲリ(豊渓里)にある核実験場を廃棄することを決めました。

満場一致で採択された決定書には、「朝鮮半島と世界の平和と安定を守るために、周辺国や国際社会との緊密な連携と対話を積極的に行う」とする文言も盛り込まれ、国際社会と協調する姿勢をアピールしています。

さらに、北朝鮮は今回の決定を、キム委員長が5年前に同じ会議で打ち出した、核開発と経済の立て直しを並行して進める「並進路線」の「勝利宣言」と位置づけており、今後は経済の立て直しに全力を挙げる方針を強調しています。

ただ、決定書では「臨界前核実験と地下核実験、核兵器の小型化や運搬手段の開発を次々と進め、核の兵器化を実現した」と主張したうえで、「わが国に対する核の脅威や核の挑発がない限り、核兵器を絶対に使わず、いかなる場合にも核兵器と核技術を移転しない」としていて、核保有の立場に変わりはありません。また、北朝鮮は過去にも、核開発計画の放棄や弾道ミサイルの発射凍結を表明しながら再開してきた経緯があり、今回もその余地を残しています。

北朝鮮としては、6日後に迫った南北首脳会談や、その後に開かれる見通しの史上初の米朝首脳会談を控えて、先手を打つ形で、朝鮮半島の非核化に向けた本気度を印象づけることで、体制の保証や制裁の解除などの見返りを引き出すために会談の主導権を握ろうという狙いがあると見られます。

北朝鮮の発表要旨

北朝鮮の発表要旨
20日の北朝鮮の朝鮮労働党中央委員会総会でキム・ジョンウン委員長が行った演説や、採択された決定書のうち、核・ミサイル開発に関する部分の要旨は次のとおりです。

【キム委員長の演説】
「核開発の全工程が順次行われ、運搬攻撃手段の開発事業も行われ、核の兵器化の完結が証明された状況で、もはやわれわれにいかなる核実験も、中長距離、大陸間弾道ミサイル=ICBMの発射実験も必要なくなり、北部の核実験場もその使命を終えた」

【採択された決定書(核・ミサイル関係)】
臨界前核実験と地下核実験、核兵器の小型化、軽量化、超大型核兵器と運搬手段開発のための事業を次々と進め、核の兵器化を実現した。

2018年4月21日から核実験とICBM発射実験を中止する。

核実験中止の透明性を保証するため、北部の核実験場を廃棄する。核実験の中止は世界的な核軍縮のための重要な過程であり、わが国は核実験の全面中止のための国際的な努力に合流する。

わが国に対する核の脅威や、核の威嚇がない限り、核兵器を絶対に使わず、いかなる場合にも核兵器と核技術を移転しない。

経済建設に有利な国際環境を整え、朝鮮半島や世界の平和と安定を守るために、周辺国や国際社会との緊密な連携と対話を積極的に行う。

中央委員会総会で採択された決定書

中央委員会総会で採択された決定書
今回の朝鮮労働党の中央委員会総会では「経済建設と核武力建設の並進路線の偉大な勝利を宣布することについて」と題した6項目からなる決定書が採択されました。

その最初の項目では、核・ミサイル開発について「臨界前核実験と地下核実験、核兵器の小型化、軽量化、超大型核兵器と運搬手段開発のための事業を次々と進め、核の兵器化を実現した」と強調しました。

続いて2つめの項目では、核実験とICBM=大陸間弾道ミサイルの発射実験を21日から中止するとともに、北東部ハムギョン(咸鏡)北道のプンゲリにある核実験場を廃棄する方針を示しました。

その理由について、3つめの項目で「核実験の中止は世界的な核軍縮のための重要な過程」だとしていて、国際社会の要求に応えていく姿勢を見せています。

しかし、4つめの項目で核兵器の使用について、「わが国に対する核の脅威や核の挑発がない限り、核兵器を絶対に使わず、いかなる場合にも核兵器と核実験を移転しない」と条件をつけていて、核兵器を保有する立場に変わりはなく、核実験やICBMの発射実験を再開する余地を残しました。

5つめの項目では、経済について言及し、「国の人的、物的資源を総動員して、強力な社会主義経済を建設して、人民生活を画期的に高める」として、国のすべての資源を投入して経済を活性化させる方針を示しました。

最後に、「朝鮮半島と世界の平和と安定を守るために、周辺国や国際社会との緊密な連携と対話を積極的に行う」として南北首脳会談やその後に開かれる見通しの米朝首脳会談を念頭に国際社会との対話姿勢をアピールしています。

キム委員長が強調する「並進路線」とは

「並進路線」は核開発と経済の立て直しを並行して進める政策で、2013年に開かれた朝鮮労働党中央委員会総会でキム・ジョンウン委員長が打ち出しました。

この中で、「並進路線は、国防費を増やさなくても戦争抑止力と防衛力の効果を決定的に高めるとともに、経済建設と国民生活の向上に力を集中させることができるようになる」と主張しています。

これは、核保有国のアメリカに対抗するには核開発が不可欠だとする立場から、核兵器を保有すれば、新たな通常兵器を配備する必要性が低下し、その分の予算を経済の立て直しに回すことができるという独自の考え方に基づいています。

北朝鮮は去年、ICBM級の弾道ミサイルの発射や6回目となる核実験を強行し、キム委員長が「国家核武力完成の歴史的な偉業が実現した」と述べた一方で、農場や工場など経済関連の視察も精力的に行いました。

そして、ことしの元日にキム委員長が行った国政運営の方針を示す演説では、「並進路線」という言葉を3回繰り返して使っていました。これは、過去の演説と比べて最も多く、建国70年の節目の年を迎えるにあたり、キム委員長の業績として、並進路線を強調したものと見られます。

去年 ICBM級の発射実験

去年 ICBM級の発射実験
北朝鮮はアメリカ本土に届くICBM=大陸間弾道ミサイルの開発を進めていることを軍事パレードを通じてアピールしてきたほか、去年、ICBM級の弾道ミサイルの発射に初めて踏み切りました。

首都ピョンヤンで行われた軍事パレードでは、過去4回登場していて、2012年4月と2013年7月に登場した、片側8輪の大型トレーラーに搭載されたICBM級の弾道ミサイルは、「KN08」と呼ばれ、弾頭がとがっています。

2015年10月に登場したものは弾頭が丸みを帯びていて、KN08の改良型と見られ、韓国メディアが「アメリカ軍と韓国軍が『KN14』と名付けた」と伝えていました。

また、去年4月に大型トレーラーに搭載されて登場したミサイルは、これまでのものよりも長く、新型と見られています。

そして、去年7月、ICBM級の「火星14型」2発を相次いで発射し、いずれも通常より角度をつけて高く打ち上げる「ロフテッド軌道」が用いられました。

さらに、11月には「アメリカ本土全域を攻撃できる新型のICBM」だと主張する「火星15型」を初めて発射し、この時も「ロフテッド軌道」が用いられ、高度が過去最高の4475キロに達したと発表しました。

その際、立ち会ったキム・ジョンウン朝鮮労働党委員長は「核武力完成の歴史的な偉業、ミサイル強国の偉業がついに実現した」と主張し、核・ミサイル開発の進展ぶりを誇示していました。

中距離弾道ミサイルの発射実験も

北朝鮮のキム・ジョンウン委員長が今回の演説の中で、ICBMとともに発射実験を中止すると表明した「中長距離」の弾道ミサイルについては、「ムスダン」と「北極星2型」、それに「火星12型」を「中長距離戦略弾道ミサイル」と呼び、発射実験を行ってきた経緯があります。

このうち「ムスダン」は、射程がおよそ2500キロから4000キロで、アメリカ軍の基地があるグアム島に達すると見られています。

また「北極星2型」は、SLBM=潜水艦発射弾道ミサイルを地上配備型に改良したもので、去年2月に初めて発射されたのに続き、5月にも再び発射され、キム委員長が実戦配備を承認したと伝えられていました。

さらに「火星12型」は、北朝鮮が「アメリカ太平洋軍の司令部があるハワイと、アラスカを射程に収めている」と主張している弾道ミサイルです。去年8月には、北朝鮮で弾道ミサイルの運用を担う戦略軍が声明を発表し、「火星12型」を4発同時に発射して、グアム島周辺の海上に着弾させるとする計画を明らかにしていました。

弾道ミサイルは計20発

北朝鮮は、おととしに続いて去年も弾道ミサイルの発射を繰り返し、技術の進展ぶりを誇示していました。

北朝鮮は去年2月に、SLBM=潜水艦発射弾道ミサイルを地上配備型に改良した新しい中距離弾道ミサイル「北極星2型」1発を発射し、3月には中距離弾道ミサイル「スカッドER」4発を同時に発射しました。

その後も3月から4月にかけて、合わせて4発の弾道ミサイルを発射しましたが、いずれも失敗したと見られています。

そして、5月に新型の中距離弾道ミサイル「火星12型」1発を、その1週間後には「北極星2型」1発を、それぞれ発射。翌週にも海上の艦船も狙う精密誘導システムを導入したとする新しい弾道ミサイル1発を発射しました。

続いて7月に、ICBM=大陸間弾道ミサイルと主張する「火星14型」2発を、8月に短距離弾道ミサイルと見られる3発を発射しました。

さらに、8月と9月に北海道の上空を通過して太平洋上に落下させる形で「火星12型」を1発ずつ発射したほか、11月には「アメリカ本土全域を攻撃できる新型のICBM」だと主張する「火星15型」1発を初めて発射し、去年1年間に発射した弾道ミサイルは、合わせて20発に上っていました。

北東部の山岳地帯に核実験場

北東部の山岳地帯に核実験場
北朝鮮の核実験場がある、北東部・ハムギョン(咸鏡)北道のキルジュ(吉州)郡プンゲリは、標高1000メートルを超える険しい山々が連なる山岳地帯に位置し、地下に掘られた坑道で繰り返し核実験が行われてきました。

2006年10月、2009年5月、2013年2月、2016年の1月と9月、そして、2017年9月と、過去合わせて6回行われた核実験は、いずれもプンゲリで実施されました。

アメリカを初めとする関係国は、人工衛星を使ってこの核実験場での動きを監視していて、韓国政府は北朝鮮が新たな核実験をいつでも行える状況にあると見て警戒を続けていました。

また、6回目の核実験のあと、プンゲリでは自然の地震が相次いで発生し、韓国気象庁は「6回目の核実験によって非常に強い力が発生したため、浅いほうの断層が不安定になったことによる影響ではないか」と分析していました。

by daisukepro | 2018-04-21 19:40 | 朝鮮半島の非核化