森友問題 共産が音声データ公開

1日の参議院予算委員会のあと共産党の辰巳孝太郎参議院議員が会見し、森友学園の国有地売却問題に関連して籠池前理事長が安倍総理大臣の夫人の昭恵氏に言及している音声データを新たに入手したとして公開しました。
大阪・豊中市の国有地ではおととし3月11日、小学校の建設工事中に地中から新たなゴミが見つかりました。
森友学園の籠池前理事長夫婦は3月15日に東京・霞が関の財務省を訪れ、理財局の幹部に早期の対応を求めました。
辰巳議員は共産党が新たに入手したとする音声データについて、この翌日の3月16日に前理事長夫婦が大阪に戻って近畿財務局や大阪航空局の担当者らと行った協議を録音したものだとしています。
音声データには3時間にわたって新たなゴミの処理方法などを話し合う様子が録音されています。
この中で籠池前理事長は、対応には一定の時間がかかるとする近畿財務局の説明に納得できない様子で、「きのう我々が財務省から出たとたんに安倍夫人から電話がありまして、『どうなりました?頑張って下さい』って言っていたけど、なんと答えたらええのか分からへんわ、どうしよう。そちらの案は?」と発言し、当時、開校を目指していた小学校の名誉校長だった安倍総理大臣の夫人の昭恵氏の名前を出していました。
この発言に対して財務局の職員らから昭恵氏を意識したような返答はありませんでした。
籠池前理事長の発言について辰巳議員は、「事実ならば昭恵氏は、3月15日の籠池氏と財務省との交渉を知っていたことになる。どういう経緯で電話したのかを語ってもらわないといけない」と述べ、国会で昭恵氏を証人喚問すべきだと主張しました。
安倍総理大臣は1日の参議院予算委員会でこの音声データをもとにした辰巳議員の質問に対し、「ころころ言っていることを変える人物が、そういう証言をしていると紹介されたのだろう。売買について、金額の交渉などに一切関わっていないというのは今までも答弁しているとおりだ」と述べ昭恵氏が国有地売却をめぐる金額交渉などに関わったことは一切ないと反論しています。